理事長年頭所感
新年あけましておめでとうございます。
日頃から、当財団の事業運営にご理解とご支援を賜り、心から感謝を申し上げます。
昨年を振り返りますと、元旦に発生した最大震度7を記録した能登半島地震では40 0人を超える方々が亡くなられ、住宅や道路・鉄道・港湾・水道などのインフラ施設に も甚大な被害が生じたほか9月には豪雨災害にも見舞われるなど、今なお、多くの方々 が不自由な生活を余儀なくされております。
担い手の確保など建設業を取り巻く環境が大変厳しい状況にある中において、近年、 自然災害が頻発・激甚化しており、防災、減災、国土強靱化といった課題に対しスピー ド感をもった積極的な取り組みの必要性を強く認識した1年でありました。
当財団は、これまでも道内市町村の土木・建築事業に関する発注者支援や建設技術に 関する研修のほか、大規模災害発生時における被災自治体への技術職員派遣などを通じ て、社会資本整備の推進に寄与してきたところであり、今後も皆様のお役に立てる新た な事業展開を図って参りたいと考えております。
また、道民の安全、安心はもとより、道内経済の発展に向け、官民が力を合わせ社会 資本の整備を進めていく必要があると考えており、より一層の技術力の向上に努め、皆 様から信頼される組織を目指し、役職員一同努力して参る所存でございます。
本年も変わらぬご指導ご鞭撻をお願い申し上げますとともに、新しい年が皆様にとっ て実り多い一年となりますようご祈念し、新年の挨拶とさせていただきます。
一般財団法人北海道建設技術センター
理事長 北谷 啓幸